3月の花だより その6

玉川上水で見られる野草、山野草、雑草、樹木、花をご紹介!

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食べられる野草の観察と野草料理の会」の中で、たくさんの野草を観察しました。
その一部を紹介。



ハコベ(繁縷)
実際にはたくさんの種類があるハコベの仲間のことをまとめてハコベと呼びます。
春の七草としてもおなじみ。


フキ(蕗)の葉と花
斑入りのものをはじめて見ました。


ヤエムグラ(八重葎)
ひっつき虫としておなじみ。茎を触ってみるとざらざらしています。
アカネ科。


ノミノツヅリ(蚤の綴り)
ナデシコ科。これは花が咲いていない状態。
ハコベとも少し似ています。


オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)の果実
明治頃に入ったらしい帰化種。どこでも春に花が見られる雑草です。
詳しくは書きませんが、この果実の形が名前の由来となっています。


カラスムギ(烏麦)の花穂
見た目からも分かるイネ科。これもヨーロッパ原産。


オニノゲシ(鬼野芥子)の花
タンポポやノゲシの仲間は識別が難しいのですが、こちらは葉がトゲトゲ。


カタバミ(片喰)の花
葉が小さい。カタバミの花は家紋にもよく使われます。
オッタチカタバミという近年増えつつあるそっくりな帰化種もあるため注意。


ハハコグサ(母子草)の葉


チューリップの葉
自分のメモ用。まさかチューリップが生えていると思わなかったので、なかなか特定できなかった。


イモカタバミ(芋片喰)の花


コバンソウ(小判草)の実
実が小判に似ています。


ゲンノショウコ(現の証拠)の葉


ニリンソウ(二輪草)の葉

 
右がゲンノショウコの葉。左がニリンソウの葉。
ニリンソウの仲間は毒のあるトリカブトに似ているため危険なのですが、このあたりにトリカブトはありません。
ゲンノショウコは近くにも生えるため間違えやすい。花が咲いていれば簡単に区別できるんですけどね。


チダケサシ(乳蕈刺)の葉


ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)の葉
この日、花は見つからず。ムラサキケマンなどに似た花が咲きます。


ヒトリシズカ(一人静)の新芽
葉が開ききる前の状態でも、花はしっかり咲いているようで、はみ出ている個体もありました。


カタクリ(片栗)の花


フデリンドウ(筆竜胆)の花


リンドウ(竜胆)の新芽


キランソウ(金瘡小草)の花


オドリコソウ(踊子草)のつぼみ


ミズキ(水木)の新芽と花芽


さて、今日観察できた植物の簡単なリストをつくりました。

玉川上水での確認が△になっているものは、「たぶん玉川上水付近にも生えていた気がするけど記憶が曖昧」なものです。確認できたら更新します。

もちろん、今日観察したもの以外にも、まだかなり多くの種類の野草を見つけられます。


名前 玉川上水での確認 周辺での確認
ハコベ
フキ
ナガミヒナゲシ(葉)
スギナ
ヤエムグラ
カタクリ
オニノゲシ
ブタナ
ナズナ
ノミノツヅリ
ヒメオドリコソウ
ホトケノザ
ヨモギ
カタバミ
カラシナ
コバンソウ
カラスムギ
ノビル
ハハコグサ
ゲンノショウコ
ホソバノオオアマナ(葉)
チダケサシ(葉)
ヒメカンスゲ
アオイスミレ
イモカタバミ
ジロボウエンゴサク(葉)
フデリンドウ
キランソウ
アマナ
オドリコソウ
カンアオイ(葉)
エビネ(葉)
スイカズラ(葉)
ヒトリシズカ
タチツボスミレ
カラスノエンドウ
オオイヌノフグリ
スズメノカタビラ
ノカンゾウ(葉)
ヤブカンゾウ(葉)
フクジュソウ
タツナミソウ
ウツボグサ
リンドウ(芽)